アメリカ大学の学費が高すぎ?
2024年9月末、USニューズ&ワールド・レポート誌の2025年版アメリカ大学ランキング中に、「ベストバリューカレッジ」という分野でのランキングも公表されました。これは各大学の奨学金プログラムを利用する場合の学費に基づいて順位を付けたものです。アメリカの私立名門大学の2024/25年度の学費を見てみると、年間US$60,000~US$70,000にも及びます。1USドル155円の為替レートを使うと、年間¥9,300,000~¥10,850,000相当とかなり高額になります。これに、寮費、生活費、教材費諸々を追加すると気が遠くなってきませんか。
ただアメリカでは奨学金制度が充実しており、大学にもよりますが、証明された経済的必要性に基づきかなり多大な助成金が得られ、場合によっては州立大学の学費より安くなるケースがあるようです。奨学金プログラムを申請する際は、返済義務が有るか無いか、学業、スポーツ面で卓越した成績に基づくものか、留学生は申請できるのかなど詳細を調べる必要があります。
ベストバリューカレッジランキングの上位25校は以下の通りである。
- プリンストン大学
- ハーバード大学
- マサチューセッツ工科大学
- スタンフォード大学
- イエール大学
- ライス大学
- カリフォルニア工科大学
- ヴァンダービルト大学
- ダートマス大学
- ジョンズホプキンズ大学
- ガローデット大学
- ブラウン大学
- シカゴ大学
- ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校
- ノースウェスタン大学
- デューク大学
- ペンシルベニア大学
- ワシントン大学(セントルイス)
- コーネル大学
- ノートルダム大学
- ブリガム・ヤング大学
- エモリー大学
- アイダホ大学
- カーネギー・メルトン大学
- ボストン大学
プリンストン大学を例にとってみると、プリンストン大学の奨学金プログラムは、アメリカ国内で最も寛大なプログラムの 1 つとして知られており、留学生にも同じ奨学金ポリシーを適用している数少ない大学のうちの 1 つです。プリンストンの無ローン政策では、学生ローンを学生が返済する必要のない助成金に置き換えていて、ほとんどあるいはまったく借金を負わずに卒業することが可能になるようです。
奨学金を取得した後の学費(プリンストン大学のウェブサイト)
US$82,650 – US$72,000 = US$10,650
US$82,650 (2024-25年度の授業料、住居費、食費)
US$72,000 (2028年度入学の奨学金受給学生に対する推定平均奨学金額)
US$10,650 (援助受給者の授業料、大学費用、住居費、食費の平均純額)
このようにプリンストン大学の奨学金プログラムを利用すると、高額な授業料、住居費、食費を含むUS$82,650がUS$10,650になるということです。プリンストン大学を含む上記の大学に入学する希望がある方は、是非奨学金プログラムも考慮してみてはいかがでしょうか。