AI 自動運転車
アメリカで、AIを活用するテクノロジーとして最近注目を浴びているのがロボタクシー、つまり自動運転タクシーだ。現在以下の自動運転車三社がアメリカで営業あるいは情報収集活動をしている。またテスラが自社開発のロボタクシーで市場に参入することを2024年10月に南カリフォルニアで発表し、今後益々自動運転タクシー市場での競争が激化する様子だ。
ウェイモ(Waymo)、ロボタクシー市場で先駆者として地位確立
自動運転タクシー会社として独走しているのが、Google傘下のウェイモだ。2022年初め社員とテスターだけを対象にセーフティドライバー無しでサンフランシスコ市内でテストプログラムの実証実験を完了し、2024年7月、一般客を対象にロボタクシーとして営業を開始している。公道ではウェイモの自動運転車が2台続けて走っている光景も頻繁に見られるようになった。テレビ広告もよく見られるようになり、配車サービス市場でマーケットシェアを拡大しようとしている。ただ未だ高速道路を走れる許可は得られていないようだ。さらに2024年10月に、ウーバーとの提携拡大を発表。今後の動向が興味深い。
自動運転タクシー市場に参入?ズークス(Zoox)
そしてウェイモに後れを取って、アマゾン傘下のズークスは、現在サンフランシスコ市内でセーフティドライバーが操作しAIのトレーニング目的のため情報収集しているようだ。どこでどのような実証実験をしているのか未だ不明。しかし、ズークスの車両を3、4台立て続けに見ることがある。
GMクルーズ(Cruise)、今後挽回なるか?
実はアメリカの3大自動車メーカーの一社、GM傘下のクルーズの自動運転車を以前はウェイモと同じくらい公道で見かけたものだったが、2023年10月の人身事故を起こしてしまった。この事態を重く見たカリフォルニア州道路管理局(DMV)と同州公共事業委員会(CPUC)が、クルーズの営業停止と無人走行試験許可を即時停止とした。最近のニューズでは、GMが戦略を変更し自社の小型車を活用しクルーズ自動運転車の開発を持続するようだ。またその戦略一環だろうか、2024年10月にウエイモ同様、ウーバーとの提携を発表。