アメリカ大学の編入事情
アメリカでは4年生大学に入学した後でも、予想していた授業内容と違っていた、専攻が変わり興味のある授業が提供されていない、授業についていけない、または学校生活が合わなかったなどの理由で1年あるいは2年後に他の大学に編入したり、2年生大学のコミュニティカレッジで一般教科を終了してから3年生からに4年生大学に編入するというように日本に比べかなり多くの学生が編入する印象があります。
ただし、アメリカで編入する際に気を付けなければならないのは学期制度です。主にセメスター制、クォーター制があり、通常セメスター制度の1教科の単位がクォーター制度の1教科の単位より多いはずです。例えば、ハーバード大学、イエール大学、ブラウン大学、コロンビア大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校など多数の大学はセメスター制度を導入、他方シカゴ大学、スタンフォード大学、ダートマス大学、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校、カリフォルニア大学サンディエゴ校、カリフォルニア大学サンタバーバラ校はクォーター制度を導入しています。
通常クォーター制度を導入している大学は、セメスター制度の大学からの単位を評価する場合、1セメスター単位は1.5クォーター単位として換算されます。大学2年間で30セメスター単位を終了している場合、45クォーター単位として認定されます。逆にクォーター制度を導入している大学から編入する場合は、1クォーター単位を1.5で割って換算されます。1科目が5クォーター単位の場合3.3セメスター単位として換算として認定されることになります。
多くの大学は編入時で認定する単位数の上限を設定しているので、編入したい大学の情報を早期から収集することをお勧めします。また科目によって単位が認定されない場合があるので、科目を選択する前にアカデミックアドバイザーに相談し、計画を立てていくことが重要です。
4年生大学入学にしろ、2年生大学入学にしろ初めてのアメリカでの学校生活。初め入学した大学が気に入らないなら編入。留学生でも編入することは可能なので、良い成績を維持し、早期からアカデミックアドバイザーに相談することをお勧めします。アメリカで後悔のない学生生活を満喫して下さい。