海外留学

クォーター制、セメスター制学期を解明

アメリカの大学に留学しようとしている学生が志望校を選択する時に決めなければならない重要な点は、セメスター制度あるいはクォーター制度のどちらを採用している学校に進学するかである。

それじゃ、セメスター制度とクォーター制度はどう違うの?各学期制度の相違点の面から説明していこう。

セメスター制度とクォーター制度の授業時間
セメスター制度は一年を同等に二つに分けたシステムで、各セメスター学期は普通15週ぐらいです。そして週約2.5時間の科目に1クレジット時間を割り当てています。つまり、1セメスター学期で科目毎に約37.5時間の講義を受けるということになります。

それに対してクォーター制度は、一年を10週から11週の三つ学期に分けたシステムです。そして週約3時間の科目に1クレジット時間を割り当てています。結果、1クォーター学期で1科目約30から33時間の講義授業になります。

1学期で見てみるとさほど相違はないように見えますが、4年間実際体験すると、相当なインパクトの違いを感じます。

セメスター制度とクォーター制度、どちらを選択すべきか
それでは、各学期制度の特徴は?

セメスター制度の利点は何かというと、
1. 1学期が長いため、セメスター制度は1科目内容が広範囲で、より深く教材の理解し専門的な知識が深まる。
2. セメスター学期では、学生がリサーチプロジェクトやアカデミックイニシアティブに参加する時間をもっと割り当てることができる。
3. この制度では、試験や課題の期間のプレッシャーを緩和しながら1学期を通して学習量を均等に分配できる。
4. 学期間の長期休暇にインターンシップ、旅行、自己向上を目的とする活動などをする機会が得られる。

セメスター制度の欠点は?
1. 1科目が長期のため、学生が受講する科目数が限られてくる。
2. 柔軟性を好むあるいは早めに卒業したい学生にとっては固定されたセメスター学期制度は向かないであろう。
3. 成績評価期間が少ないため、学生にとって早くGPAを改善する機会が限られてくる。

他方、クォーター制度の利点は:
1. クォーター制度を採用する大学の学生は、より多くの科目を選択することができる。
2. 1学期が短いため、学生は学位修了に必要な科目をより早く完了することができ、セメスター制度の大学より多くの選択科目を取ることができる。
3. 成績評価期間が多いため、1年を通して現在の成績を把握し改善するための機会がより多く与えられる。
4. クォーター制度システムのペースの速さによって、学生の適応能力、時間管理能力が身に付けられ、実社会であり得る挑戦に対して準備ができる。

クォーター制度の欠点は?
1. 他方、学生の中にはペースの速さについていけず、ストレスがかなり溜まり、虚脱状態に陥る可能性がある。
2. 1学期毎の科目時間が短いため、リサーチプロジェクトや複雑な課題に従事する時間数が制限される。
3. クォーター制度システムの学生は教授や同級生と強い関係を築く機会が少ない。

結論として、セメスター制度かクォーター制度かの大学を選択するかは、個人個人の学習方法、学業の目的あるいは個人的な事情で異なってきます。両方のシステムは明確な利点や欠点があると同時に、知的あるいは個人的な成長に繋がるユニークな道を追求できます。其々の学期制度の相違を理解し、また自分が何を欲しているのか、必要なのかを考慮することが重要になります。

もし、何校か志望する大学があったら、大学に連絡して、卒業生が日本にいないか、いるのであればその方々に会って質問することが可能か尋ねるのも一つの手段です。